2016年1月13日水曜日

See You Again



はるたんの幕張メッセでの2日間の服装はこんな感じだったらしい。
特に左側、1日目の服装は、最近の中では一番のお気に入りなのだそうだ。

「らしい」「そうだ」と伝聞表現を用いているのは、
私が今回はるたんの握手券を買っていなかったからである。
それどころか、一番肝心な握手券の束を移動用の鞄に入れるのを忘れたことを、
地元平塚から東海道線で藤沢まで走ったあたりまで気付かなかったおかげで、
当初予定していた時間よりも1時間近く遅れて会場に到着し、
2部の握手券を全て溶かすという目も当てられない悲劇が起こってしまった。
正月から1週間遅れの里帰りでついつい日本酒など飲んでしまったものだから、
前日に全く準備をしないままぐっすり寝たというのが全ての原因だ。
今後決してこのようなことのないよう、今回溶かした6枚は一纏めにして保存しておき、
握手会の前日に取り出しては今回の悔しさを思い出すことにしよう。
ちなみに溶かした6枚の内訳は、秋吉ちゃん、ぴーちゃん、緋杏を2枚ずつである。

というわけで、はるたんを見てもいない握手会のレポートを書くのもどうなのかと思ったが、
梅に最後の挨拶をしてきたということもあるので、忘れないうちに書いておくことにする。

◆3部 神志那結衣

2部がパーになったショックで気分が優れず、美しいものを見て気を取り直したかったので、
この日最初の握手はじーなとすることにした。
洒落っ気も何もない生誕Tシャツを着ていたが、
シンプルな真っ赤のTシャツでも美人が着ると全然雰囲気が違う。
じーなは博多座での存在感が本当に素晴らしかったのでべた褒めすると、
「三成にござりまする」と懐かしい気合いの入った発声をしてくれた。
将来、女優という仕事を活動のメインに据えてもいいとさえ、私は本気で思っている。

◆3部 栗原紗英

ただいま恋愛中公演では研究生が総じていいポジションに入っている印象だが、
中でも紗英ちゃんは持ち前の雰囲気も相まって、これまでにない存在感を発揮できている。
というようなことを伝えようとしたのだが、
「Faintの衣装はお腹がチラッと見えていいね」というどうでもいいことをつい言ってしまった。
すると「そうそう、しかもセンターだけざっくり開いてるの」と意外な情報が返ってきて、
帰ってから確認してみると、確かにセンターの衣装だけスリットが深くなっている。
何でも言ってみるものである。

◆3部 下野由貴

後から知った情報ではインフルエンザだったそうだが、
それを知らなくても明らかに仕事ができるような状態には見えず、
正直下野さんには休んでいてもらいたかったのだが、
関東会場での最終日ということもあり、ファンをがっかりさせまいと無理して出たのだろう。
下野さんとはそういう人なのだ。
梅が抜けたことによりFaintの川崎希さんポジに入れるのが下野さんだけになってしまうので、
会話の内容としてはそのことを労ったのだが、
結果的に翌日の恋愛中は休演で、ユニットははなちゃんが代役を務めることになった。
下野さんは滅多に体調を崩さない鉄人なので、きっと今回のことは悔しいだろう。
そういうときには、復帰した公演でファンが盛大な声援を送ってあげればいいのだ。

◆4部 穴井千尋

皆様もうお気付きのことと思うが、今回は選抜メンバーの握手券をちらほら買っている。
今にして思えば、よりによって人の多い関東会場で買ったのは完全にバカだった。
まとめ出しが始まるとまた溶かす恐れがあるので、急いでキャップのレーンに並び、
梅の卒業公演を最高のものにしてくれたお礼を言ってきた。
キャップは博多座の2階席に座ったときに間近で見たことがあるが、
話してみると実に物腰丁寧で上品だった。

◆4部 本村碧唯

碧唯といえば、8日発売のヤングアニマルに6ページにわたるグラビアが掲載されているが、
これがHKTグラビア史上最高傑作と言っていいような素晴らしい可愛さである。
撮影者の小池伸一郎という人はよくよく覚えておくことにしよう。
会話の内容はそんなことには一切触れることなく、
直前の公演で碧唯がサントリーニ島に行きたいと言っていたので、
雰囲気が似ているチュニジアをおすすめしておいた。
自分は行ったことがないのに人には提案するという、よく考えたら失礼なことをしてしまったが、
脱獄王ギュンター・ミルヒも「いいとこだぜ!」と言っていたので、きっといいところだろう。
あれ、そういえばミルヒも実際に行ったことはないんだっけ…。

◆4部 渕上舞

舞ちゃんには、公演に連れて行った先輩がすっかり舞ちゃん推しになったという話をした。
正確に言うと、元々舞ちゃんが気になっていた先輩をロビ観に連れて行っただけで、
しかもその公演には舞ちゃんは出ていなかったのだが、まあ細かいことはいいのだ。
スタッフが「お時間です」と告げたので「じゃあね」と捌けようとすると、
手をギュッと握って引き寄せられ、「また友達連れて来てくださいね」と小声で言われた。
これはチョロいオタクならコロッと行ってしまいそうな見事な高等テクニックである。
かく言う私もチョロいオタクに相違ないので、次も握手券を買おうと決意した次第である。

◆4部 田中美久

このブログでは初めて言うかもしれないが、私は現在熊本在住である。
熊本出身の美久さんには徹底的に地元トークを仕掛けると決めており、
この日は水道町の有名な鉄板焼き屋「さんどう」についての話をした。
先月私の地元である神奈川から両親が遊びに来た際に食べに行ったのだが、
日本に5人しかいないという日本鉄板焼協会認定の名誉師範の店だけあって、
シンプルな味付けながら、これしかないという絶妙なバランスで大変美味かった。
特にアワビが最高だったと話すと、「贅沢してんじゃ~ん」と目を細められたが、
贅沢した分は個人事業主である父のゴニョゴニョとしてモニョモニョできるのだ。
ちなみに美久さんも美久さんで、
「じゃあ美久は熊日さんにウニョウニョしてもらおうかな」と大人なことを言っていた。

◆5部 梅本泉

ここからは全て梅との握手である。
元々買っていた5部の10枚と、先月使いきれなかった2月分の8枚を持って行った。
私は48グループの活動は卒業公演をもって終了するものだという認識であるため、
この日の握手会への参加はカーテンコールのようなものだと考えていた。
言いたいことは全てB5で7枚びっしり書いたファンレターに詰め込んだので、
何の気なしに「これから梅の近況は誰に聞けばいいの?」と尋ねると、
「行方不明になる予定なんで、誰に聞いてもわからないですよ」と冗談っぽく返された。
私はこのやりとりから、自分のことを気にするよりも未来のHKTを見てほしい、
しっかり残ったメンバーの方を向いて応援してほしいという、梅の心遣いを感じ取った。
それならばと、これからのことを質問攻めにするのはやめ、恋愛中の話をした。
葉月は川崎さんポジで復帰するのかなと質問するでもなく投げかけてみると、
「多分そうなるんじゃないかな」とのことだが、詳しいことは知らないらしい。
「私はほらもう、アレだから」と言われたので「一般人だもんね」と同意すると、
「一般人じゃないわ!一般人じゃないけど…アレだわ!」と怒られた。

◆6部 梅本泉

具体的には言わないが、正直私は梅と好きなバンドにかなり隔たりがある。
ちなみに私がぶっちぎりで一番好きなバンドは、
今年16年ぶりの復活ツアーが発表されたTHE YELLOW MONKEYである。
そのため、やがて生み出されるであろうシンガーソングライター梅本泉の楽曲については、
少なくとも「自分好みのもの」はあまり期待していない。
とりあえず元気でやってくれれば、私はそれで十分である。
そのうちまた再会できることを心から楽しみにしていると伝え、
私が一番好きな「グッドラック!」という別れの挨拶と共に、
勢いよく拳を突き出しサムズアップして帰ってきた。

これでもう、梅本泉と会うことも、言葉を交わすことも、もしかしたら一生ないのかもしれない。
しかし、私が10ヶ月間ずっと注目してきたあのひたむきな女の子が、
今もどこかで頑張っている、そう思うだけで不思議と寂しくはないものである。
悲しみはどんどん薄れていき、楽しかった記憶ばかりが残っていく。
人間とは都合よくできているが、「だから生きていけるんだ」とDr.ライヒワインも言っていた。
梅本泉を応援し続けた楽しい思い出を胸に、
ますますHKT48を応援していこうと決意を新たにした一日だった。

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