2016年2月28日日曜日

Nice to meet you

年の替わり目からはるたんを推し始めて、丸2ヶ月。
ようやく個別でゆっくりはるたんと話をする機会が巡ってきた。
今回は6thの福岡会場2回目で、当然予約開始当初は梅も在籍していたので、
元々梅推しとして参加するつもりで予定を組んでいた。
はるたんは3部の2枚しか買っていなかったので、再販で1~3部全てを追加購入し、
結果的に休憩なども含めて考えていた予定の隙間に、
はるたんとの握手をぎゅうぎゅうにねじ込んだ形となってしまった。
ちゃんと回りきれるか不安だったのだが、
滑り込み滑り込みでなんとか1枚も溶かさずに消化できたので、
内容を忘れないうちに感想を書いておきたい。

◆1部 岩花詩乃

詩乃ちゃんと握手するのは初めてだったのだが、私の顔に見覚えがあったのか、
「あれ、久しぶりじゃない?」と詩乃ちゃんの方から声をかけられた。
公演では詩乃ちゃんを6回見ており、最後に見たのは去年12月上旬、緋杏の生誕祭だ。
私はこれまで異様に入場順に恵まれており、ほとんど前列の方で見ているので、
まあ見覚えがあっても不思議ではない。私だったら絶対覚えられないが。
オネストマンのでべそに出てくるところで、
詩乃ちゃんは必ずしゃがんで客席と目線を合わせるので、
あれは自分で考えて始めたことなのかと聞いてみると、
実はとある深い(?)理由があってやっているとのこと。
本人からは「秘密にしといて」と言われたので、ここでは明言しないでおく。
気になる方は、次回詩乃ちゃんの握手券を買われたし。

◆1部 上野遥

まずは先週のセリが壊れた公演についての話をした。
はるたんは100発98中権利の他に返金もあると思っていたらしく、
「いや、返金はないよ」と言うと「えっ、そうなの!?」と申し訳なさそうな顔をされたので、
つい「返しますと言われても受け取らないけどね」とかっこつけたことを言ってしまった。
まあ、ブログにも同じことを書いたし、全く嘘は言っていない。
2ループ目は、改めてハロウィン公演でハンターの仮装をした話をした。
このブログに書いたかどうかは忘れたが、
実は私は去年のハロウィン公演の仮装大賞で1位を獲得している。
しかもはるたんは私に投票してくれたので、認知にこだわるつもりはないのだが、
顔を覚えてもらうには絶好の話題を持っているのだ。
そのときに下野さんに推しメンを聞かれ、「梅本泉さんです」と答えたこと、
今年からははるたん推しになったことなど、その流れで伝えることができた。
ちなみに、はるたんからの呼び方はすっかり「ハンター」で定着してしまった。

◆2部 岡本尚子

バタバタしていて何も話題を考えずに突っ込んだので、
ついセリが壊れた公演の話を使い回してしまったのだが、
今考えるとサクラ大戦の話をすればよかった。
ちなみに私はレニ・ミルヒシュトラーセと「夢のつづき」が大好きだ。

◆2部 村川緋杏

私ははるたん推しのマークとしてピンクの長いストールを首に巻いていたのだが、
緋杏にそのことに初めて触れられた。
二つ隣のなおぽんレーンからでも緋杏レーンの会話はばっちり聞き取れたので、
そのことを報告すると、「サービスだよサービス!!!」とまくし立てられた。
私も素面でこのテンションを保てる精神力が欲しいものである。

◆2部 上野遥

はるたん推しになってからというものの、明らかに身の回りにピンクのものが増えた。
基本的に現場に行く際に公式グッズを身に着けることはないのだが、
服はなるべくどこかにピンクが入るように選び、
そうでなくてもピンクのストールを巻いてはるたん推しのマークとしている。
このピンクのストールも、その日の服の色調に合うように2種類のピンクを用意しているのだが、
その話をはるたんにしたら大受けだったのでよかった。



ちょっと真面目な話もこのタイミングでしたのだが、言いたいことはただ一つ、
今年の総選挙は絶対にやってやるぜということである。
あまりでかいことを言うのもどうかと思ったのだが、
せっかくやる気になっていることを本人には黙って知らんぷりというのも変な話である。
先週発売のB.L.T.4月号の記事で、
はるたんは「総選挙で名前を呼ばれる瞬間を毎日想像している」と語っていた。
私も同じだ。はるたんの名前が呼ばれて、拳を突き上げ、叫び、涙する。
そんな想像を毎日しているし、駄目だったときのことなど全く考えていない。
それならば、今から前向きに総選挙の話をするのは決して悪いことではないはずだ。

◆3部 村重杏奈

先週の月火は福岡に出張していたのだが、
飲み会の後に連れて行かれた中洲のキャバクラで隣についた女の子が村重推しだった。
「今度連れてくるよ」という言葉が喉まで出かかったのだが、
そうなると文字通り同伴で公演を見た後は店に金を落とさなければいけなくなりそうなので、
思ってもないことは言うもんじゃないとやめておいた。

◆3部 上野遥

はるたん最後の部である。
この日ですっかりハンターとしての地位(?)を確立し、
レーンに入る度に「ハンタ~⤴」と逆にコールされるようになってしまったので、
755の名前をわかりやすく「ハンターさん」にしておいた。
何故「さん」がついているのかは、「WWE ハンターさん」で検索してみてほしい。
3部ではまあ、とりとめのない話をしていたのだが、
正直握手会でこんなに楽しかったのは初めてかもしれない。
総選挙が終わるまでは、はるたん以外のメンバーにリソースを割くつもりはないので、
是非今後も部数が増えていって、
なるべく長い時間はるたんとの握手を楽しめるようになることを願いたい。

◆3部 田中美久

この日の前日、締日を終えた週の金曜日ということで、会社の飲み会があった。
翌日が握手会だということを知った先輩たちに、
またしても九州一ニンニク臭いラーメン屋、熊本名物「天外天」に連行され、
壺入りのニンニク刻みを匙にたっぷり4杯投入したラーメンを食べる羽目になった。
流石に握手会に耐え得るコンディションではなかったので全部吐き出そうかと思ったが、
私は器用にニンニクの分だけ吐き出す技術を持ち合わせてはいないので、
1次会で食べた美味い肉とビールも一緒に吐き出してしまうのはもったいないと考え、
牛乳を1本ガブ飲みし、後は寝ている間に臭み成分が分解されることを祈って床についた。
そして当日、起きてまず感じたのは絶望的なニンニク臭。
「これはまずい…」とケチな考えで吐き出す苦しみから逃げた前日の自分の弱気を呪ったが、
飲むタイプのブレスケアを8粒飲むと、少なくとも口から出る分の臭さはほとんどなくなった。
流石に1ケース500円もするだけのことはある。
結局美久さんに何を話したのかというと、効果的なニンニク臭対策についてである。

◆4部 井上由莉耶

どうやら由莉耶嬢はハロウィン公演の記憶があまりないらしく、
始終話が噛み合わず軽い事故のような感じになってしまった。
まあ、あの同じ人間とは思えない美しさを間近に見られただけでもよしとしよう。

◆4部 外薗葉月

この日の葉月は見かける度に違う服装をしていて、
間違いなく握手会にかける労力はメンバーの中でも一番である。
しかもそれが地味な努力ではなく、常人の斜め上を行く発想なので、
端から見ているだけでも思わず笑ってしまう。
と、2枚出しでそんなことを話す時間もないので、
葉月にも懲りずにハロウィン公演の話を持っていった。
このとき葉月は「ハンターに投票した」と言っていて、「あれ、そうだっけ?」と思いつつも、
わざわざ確認するような野暮なことはしないのが紳士というものだ。

◆4部 下野由貴

下野さんが助っ人出演した際の20人姉妹が大好きなので、
やがて行われるチームKⅣの最終ベル公演の話をしたのだが、
後になってから25日の公演MCで同じような話をしていたことを知った。
普段は前日までの公演は全て見てからイベントに臨むのだが、
この週は色々と忙しく、どうにもタイミングが悪かった。
この日はやたら可愛い服を着ていたのだが、渡辺麻友さんのお下がりだったらしい。

◆4部 田中美久

「ひのくに号下車2分で劇場に着くようになるね」と言っても他のメンバーには通じないが、
クマモティーヌである美久さんは別である。
新劇場についての話を二言三言していると、
何故か美久さんの方から天外天の話を蒸し返してきた。まさか興味があるのだろうか…。
「握手会の前に行っちゃ駄目だよ」と釘を刺し、この日の握手は全て終了した。

この日は4部終了後にはるたんコミュと選対のミーティングがあり、
今年から飛び入り参加の私は全員と初顔合わせだった。
こういうところでの話を公にするのはまずいので詳細は伏せるが、
はるたん推しの同志である面々と言葉を交わすことで、
ますますやる気に火が点いた次第である。
私にできることも思ったより多そうではあるので、仕事の忙しさにかまけることなく、
少しでも多くはるたんのために考える、そして行動する時間を設けたいと思う。
時間はあるようでない。結果を変えるには準備するしかないのだ。行動あるのみである。

2016年2月25日木曜日

青い鳥

はるたん、梅、おかぱんの3人で思い出以上が見たいと言った梅推しだったあの日から、
そう懐かしむほど時間は経っていない。僅か3ヶ月前のことである。
私が「24金世代」と呼んだ現高3生から、あっという間に2期生が3人去ることになった。
人生を考え直すのに18歳という年齢はあまりにも若すぎるという私の考えは、
きっと人の何倍も濃密な経験をしてきている彼女たちには通用しないのだろう。

ちょうど1ヶ月前、「表題曲の披露はオリジナルメンバーで」という旨のことを書いた。
このタイミングでこのことに言及すると、
「そうしておけば卒業なんて考えなかっただろうに」という文句に聞こえるかもしれないが、
私が言いたいのはそういうことではない。
同じようにおかぱんが卒業という選択をしたとしても、
「メロンジュース選抜」というプライドを尊重する姿勢を見せ続けていたなら、
きっと送り出す側も変な後ろめたさを感じずに済んだと思うのだ。

「後ろめたさなんてない」とは言わせない。
もし純粋にポテンシャルを認めて、若田部遥を、後藤泉を、田中優香を、
チーム曲のセンターに選んだのだとしたら。
罪滅ぼしの意識など微塵もなく、上野遥をセンターに指名したのだとしたら。
そう断言できるのであれば、私だって認めよう。
栗原紗英は、山本茉央は、山下エミリーは、お試しでも何でもなく、
「この16人が今HKTで一番すごい奴らなんだ」と劇場の神様に誓って言えるのであれば。
意見は言っても文句は言わない、そういう気持ちに誰もがなれるはずだ。
しかし、そんな胸糞悪いことは考えたくもないが、きっと実際はそうではないのだ。

はるたんや真白が脚光を浴び、劇場の価値が問い直されている今だからこそ、
それと同じくらい、いや、対外的なことを考えるとそれ以上に、
選抜の価値というものも改めて問われなければならない。
「選抜メンバー」岡田栞奈の卒業により、
初めてオリジナルメンバーでの歌唱が不可能になる曲ができてしまうHKTを見て、
そんなことをぐるぐると考えた。







全く他人事ではない。
はるたんのセンターを、1回きりの思い出作りになど絶対にさせてはならない。
決意を新たにさせられた、そんな夜だった。

2016年2月20日土曜日

幻の公演

前日には会社で大きいイベントがあり、打ち上げが深夜3時近くに及んだものの、
2ヶ月ぶりの公演に張り切っていた私は、なんとか気合いで寝坊を40分に収め、
10時28分発の新幹線さくら号に飛び乗って劇場へ向かった。

私がこれまでに見た10回の公演のうち、
チーム間アンダー、特別公演、生誕祭、卒業公演などの特殊な公演が5回あり、
たまたま私が入ったときに何かいつもと違うことをやっている確率が高いのだが、
今回は意図せずして今までで最も特殊な公演となってしまった。

事が起こったのはユニット曲4曲目、おしめしの終盤でのことである。
バリバリと変な音が聞こえ、最初はどこから音が出たのかわからず、
あまり気にしてはいなかったのだが、セリが上がった状態で後ろに捌けていくとき、
セリの高さが合っていないことに気が付いた。
「あれ、いつもこんな変な段差ついてたっけ?」と不思議に思っていると、
次の20人姉妹に入ってもセリが下がらず、そこで機材トラブルであることを理解した。

特に舞台装置の故障となると、その場で修理してそのまま続行ということは、
安全上の理由で難しいことはなんとなく感じていた。
続ける方法としては、手動で故障したセリを下げ、
その後はセリを使わない演出にすることなどを予想していたが、
しばらくの中断の後に開いた幕の先には高く上がったままのセリが見え、
若ちゃんがアナウンスをする前に私は公演の中止を悟った。

誤解のないよう言っておくが、私は公演の中止に一切不満は持っていない。
結果的に補償として今回の入場者全員に100発98中権利が付与されることになり、
基本的に返金対応は行わないとのことだが、
私はもし「全額返金します」と言われても、返金の申請をするつもりはなかった。
それは好きな曲が多いユニットまでは見られたからとかそういうことではなく、
私なりのHKTへの信頼の表明である。
舞台装置も有形のものである以上、永久に稼働し続けるものではない。
それがたまたま公演中のタイミングで故障するのは仕方のないことだ。
大切なのは、なるべく空白時間を作らないようにとメンバーが頑張ってMCで繋いでいたこと、
そして必死に観客の満足を考えて結論を出したというスタッフの姿勢が見えたことである。



公演の最後、舞台上から捌けるときに、はるたんは涙を流していた。
悔しさ、もどかしさ、やるせなさ、不安、色々な感情が渦巻いての涙なのだと思うが、
あの涙は我々ファンのために流した涙である。
そもそも機材トラブルなのだから、メンバーが負い目を感じる必要は一切ないのだ。
しかし、ファンを楽しませることに使命感とも言うべき覚悟を持って臨んているはるたんは、
それを「仕方ない」で処理することを自分に対して許さなかったのだろう。
私はユニットまででも十分に楽しませてもらったのだが、
きっと彼女にとって「十分」では不合格で、常に期待以上のものを提供しようとしているのだ。
アイドルとして、人間として、はるたんの尊敬すべきところはたくさんあるのだが、
私は今日、「社会人として」尊敬の念をはるたんに抱いた次第である。



もちろん、最後まで見られなかったことが残念でないと言えば嘘になる。
ただ、今回はトラブル対応を通して、HKTという組織に対する信頼を深める結果となった。
再来週は今年に入って初めて土日共に公演があるので、
どこか一つくらいは入って、今日の分も楽しんできたいものである。

2016年2月17日水曜日

ブランク

私にとって「推しメン」というのは特別な存在であるので、
あまり2推しとか3推しとかいう表現を使いたくはないのだが、
はるたんの次に好きなメンバーは間違いなくなおぽんである。
ガイシホールの開演前、メンバーが選んだ曲がBGMとして流れていたのだが、
ああいうところでは多くの人に広く浅く知られたものよりも、
一部の人に深く突き刺さるものを提示した方が、戦略としては賢いだろうと思う。
例えばあそこでThe Black Eyed PeasのLet's Get It Startedだったり、
GotyeのSomebody That I Used To Knowを流したメンバーがいたら、
それだけで推してしまいそうな勢いで好きになるのだが、
なおぽんのゲキテイという選曲は、これも私にとっては模範解答に近いものだった。
何しろ私は高校時代、かつてセガ池袋GiGOの7階フロアを全て占有していた、
サクラ大戦公式グッズショップ「太正浪漫堂」に通い詰めていたのだ。
他にも今日は攻殻機動隊のファンであることが明らかになったりと、
メールアドレスの@前を「pu239」にしたりしていた私としては非常にテンションが上がる。
そういう引き出しを一番多く持っているメンバーはなおぽんであると思うのだ。

記事タイトルと全く関係ない前置きを長々としてしまった。
ブランクというのは私が今年に入ってから1回も公演に入っていないという意味で、
20日の最終ベル夜公演にようやく当選し、
梅の卒業公演以来、実に2ヶ月ぶりに公演を生で見られることになった。
最後が梅の卒業公演ということは、当然はるたん推しになってからは初めての公演である。
正月休みに暇を持て余して製作した上野ドラムがようやく日の目を見ることになるわけだ。
多分劇場ならどこにいてもかなり目立つはずなので、喜んでもらえるといいのだが。

私が初めて公演に入ったのは、まだ神奈川に住んでいた去年の7月19日のことで、
それから10日も経たないうちに熊本への転職が決まり、8月末には引っ越してきた。
8月の最終週は引っ越しのついでに博多座公演を8回も見に行ったのだが、
その合間に1回だけ劇場公演に入ることができた。
それが梅となおぽんが助っ人出演していた8月27日のシアター公演である。
転職先で仕事を始めてからも、なんだかんだで月に1回は必ず公演に入っていた。
丸2ヶ月近くも公演を見られないのは、劇場に足を運び出してから初めてのことであり、
今回落選していたら禁断症状で人ならざる何かに変身してしまうところだった。

今週末は公演、来週末は個別に全握と、結果的に2月はかなり動き回ることになった。
自分が楽しまなくては始まらないのはもちろんなのだが、
総選挙に向けての決意表明をした以上、無計画に金を使いまくるのは頂けないので、
神戸遠征の帰りは安い夜行バスで帰って来ようと思う。
あ、言い忘れていたが、ワールド記念ホールも昼夜公演見ることになった。
朝イチで新幹線に乗って神戸に向かい、2公演分騒いだ後に夜行バスで日帰りするので、
次の日は疲れ果てて起き上がれないかもしれないが、これも全てはるたんのためである。



いやあ、それにしても、久々の公演が楽しみでならない。
19日には飲み会があるのだが、くれぐれも飲みすぎて翌日に影響しないように注意したい。

2016年2月15日月曜日

総選挙に向けて

私は自分でも多趣味な人間だと思うのだが、
中でも古くからやっている趣味にインターネットラジオがある。
私が始めた頃はlivedoorが、今はFC2が運営している「ねとらじ」というサービスを使い、
かれこれ9年ほど定期的に配信している。
昨日はゲストに高校の同級生を招いて深夜まで喋っていたのだが、
そこで今年の総選挙の話題が出たので、きちんと記事にして整理しておこうと思った次第だ。



私はHKTのあらゆる活動の中で劇場公演が一番好きなのだが、
だからこそ「劇場公演こそ全て」というような価値観には異を唱えたい。
歌番組にもバラエティー番組にもあまり興味がないのは事実だが、
ファンが全員そう感じているわけではもちろんない。
広域に発信できるテレビで選抜メンバーが中心になってアピールし、
そうして取り込んだ新規顧客を劇場公演でがっちりホールドするというのが、
48グループにおける王道的なファン獲得スキームである。
かく言う私も、最初はおでかけで梅本泉が気になったところから劇場公演を見始めたので、
見事に敷かれたレールに乗っかってファンになったのだ。
これは間違いなく超強力な組織構造であり、
他の少人数のアイドルグループには決して真似できない、絶対的な強みである。
本来、このスキームのどの部分を担うメンバーも必要不可欠であり、
どこが欠けてもたちまち48グループの安定性は揺らいでしまうものだと思っている。

問題なのは、グループの外に出た「芸能界」という枠組みで考えると、
基本的には劇場公演というものの価値は全く顧みられないということだ。
劇場公演とは100%既存のファンのみに向けられたエンターテイメントであり、
そこに対外的な要素を一切含んでいないと言っていい(記念公演など一部の例外はあるが)。
過激な言い方をしてしまうと、劇場メンバーとしての純度が高まれば高まるほど、
芸能人としては「死」に近づいていくというような状況が、今まではあったわけである。
そこに風穴を開けようとしたのが、今回HKTが上野遥を使って行った取り組みである。

私は今年からはるたん推しになった立場なのであくまで想像でしかないのだが、
今までずっとはるたんを応援してきたファンにとって、
今回の抜擢に対しては二つの思いが複雑に絡み合っているのではないだろうか。
もちろん、はるたんの喜ぶ顔が見られて嬉しいというのは単純にあるだろう。
しかしそれと同時に、「先を越された」という感もあるのではないかと思う。
失礼な言い方になってしまうので、私がそう思っているのでは決してないと前置きしておくが、
これまで総選挙で速報でも本番でも上野遥の名前が呼ばれたことはなく、
どの時点で何票入っていたのかも明らかになったことがないという事実に対して、
まだファンとして上野遥の躍進に貢献できていないという思いがあるのではないだろうか。

重ね重ねになるが、私は「死票などない」という考えなので、
これまでのはるたんファンの努力を否定するようなことを言うつもりは一切ない。
ただ、総選挙で結果が出るよりも先にはるたんが脚光を浴び始めたことで、
我々ファンの側もいよいよ尻に火が点いたというのは紛れもない事実である。
つまりはこういうことだ。ドキュメンタリーの公開から環境が変わり始め、
これまでにないような仕事が増えてやる気に満ち満ちているはるたんに対して、
他でもない我々が水を差してしまうようなことは、決してあってはならないのだ。
ランクインさせるなら今年。今年を置いて他にないのである。

私は元々ファン同士の交流のようなものが苦手で、
梅のファンにあまり話が噛み合わなそうな層が多かったことも相まって、
これまでコミュニティーの類には参加したことがなかった。
しかし今年ばかりは本気にならざるを得ないと決心し、
6月の総選挙に向けて立ち上がった総選挙対策室に昨日参加登録してきた。
去年は完全に個人戦で、周囲の情報なども全く知らない状態だったのだが、
今年は何が何でもはるたんを壇上に上げるため、やることは全てやるつもりだ。
ファン歴の長短など関係ない。
私が本気を出したらどこまでのことができるのか、一つ見せつけてやろうではないか。
はるたんが歓喜の涙に咽ぶ姿を見るのが、今から楽しみである。

2016年2月7日日曜日

名古屋へ

記事にしたいトピックは山のようにあるのだが、先週まではなかなか時間が取れず、
結局ドキュメンタリーの感想もちゃんと書かないままになっている。
今週は休みが多い割に入れる公演もないことだし、ゆっくり時間をかけてブログを書きたい。
ひとまずは、昨日見てきたガイシホールでのツアー初日の感想を述べておかねばなるまい。

私は26歳までずっと神奈川の実家暮らしで、
転職に伴っていきなり遠く離れた熊本で一人暮らしを始めた。
その話をすると「随分行動的だね」と言われることが多いのだが、
「暮らす」というのは必要に迫られてすることであるので、
「行動的」というのとはまた別物だと思っている。
まあ何が言いたいのかというと、実際の私は「行動的」とは正反対の性格であり、
これまで国内旅行に行ったりすることもほとんどなかったので、
日本の主要中の主要都市である名古屋にも大阪にも行ったことがなかったのだ。
HKTを追いかけ始めてからはそのうち行くことにはなるだろうと思っていたが、
今回ようやくそのときが来たわけである。

とは言え、私は基本的に無目的にぶらぶらするのが苦手である。
今回はHKTを見に行くのが目的であり、それ以外の寄り道をしようと思い立ちはしても、
実際にぶらぶらし始めるとすぐに飽きてしまい、
目的地近くのコンビニで立ち読みをして時間を潰すことになる。
こういうところが私のモテないポイントなのだろうと自覚はしているのだが、
結局名古屋まで来て夕飯をココイチで済ませてしまった。
そのくせ、ホールからベイシティまで1時間かけて6.3㎞歩いて、
ドキュメンタリーのパンフレットを買いに行く気力はあるので、
やはりどこか頭のネジが飛んでいるのだろう。

余計な話をしてしまった。
ここ最近で一番可愛いはるたんの写真を貼って空気を入れ替えてから、本題に移るとしよう。



そう、この日ははるたんには会えないはずだったのだ。
チケットを予約した時点では出演メンバーに上野遥の名前はなく、
基本的に土日祝しか身動きが取れない私は泣く泣く名古屋の方に応募したのだが、
ドキュメンタリーの反響により急遽はるたんの出演が決定したとのこと。
それならそうと早めに言ってもらえればこちらも前もって上野ドラムを用意したのだが、
ブツクサ文句は言わず、昼夜2公演分はるたんを見られる幸運を素直に喜んでおくのが吉だ。

はるたんの出演がいつの段階で決まったのかはわからないが、
その活躍ぶりは急遽のおまけなんてものでは決してなく、
昼夜で違う少人数ユニットに抜擢されるなど、最早選抜メンバー同様の扱いだった。
こんなに目立つポジションでコンサートの舞台に立つのは初めての経験だろうに、
そんなことは微塵も感じさせず当然のように圧倒的な輝きを放つはるたんを見て、
またしても私の涙腺はバカになるばかりだった。
手には渋い書体で「詩乃」と書いてある棺桶を持ちながら、
はるたんを見て号泣する不気味な男の完成である。

今回はセンターステージから四方に通路が伸び、
スタンド間際に小ステージが4つあるという舞台構造の関係上、
ほとんどの時間が特定の数人グループが目の前にいるという状況になり、
はるたん以外のメンバーをじっくり見る機会がかなり多かった。
私は別段I4Uというユニットを推しているつもりではないのだが、
今回私の目を引いたのは、まさに由莉耶、詩乃ちゃん、真白の3人だった。
由莉耶の可愛さは最早誰もついていけないレベルで、
ビジュアル的な完成度はHKTの中でもぶっちぎりでナンバーワンだと思っている。
1年前は「ちょっと癖のある美人」程度の認識だったのだが、凄まじい進化である。
詩乃ちゃんは以前からKⅣ公演を見るときにいーちゃんと共に注目していて、
MCを含めた劇場パフォーマンスの成長という視点では、
この1年で一番伸びたメンバーだと思っている。
そして真白は、正直HKTファンになりたての頃は少し苦手だったのだが、
梅の盟友ということもあり、今ではすっかり「恩人」という認識である。
見た目はこの1年であまり変化していないと思っていたのだが、
昨日改めて見た真白の可愛さにびっくりしてしまった。
今まで隣の梅に気を取られていただけで、元からこんなに可愛かったのだろうか。
まだまだ新しい発見があって、これだから箱推しもやめられないのだ。

ここまではるたんが脚光を浴びると、
やはり一番近くにいるI4Uのメンバーは大きな刺激を受けるに違いない。
全員高校1年生、まだまだこれからである。
私ははるたんの飛躍にしかコミットする余裕はないが、
是非とも近い将来、I4Uが中心にいるHKTを見てみたいものだ。





はるたん以外では、この写真がお気に入りだ。



芽瑠が活躍する姿を見ると、
ついつい「おい、ちゃんと見ているか」と心の中であの子に呼びかけてしまう。
そういえば、芽瑠もI4Uと同じ高校1年生か。全くもって、HKTの未来は明るい。