自分が17歳になった日のことは、最早記憶にない。
何をやりたいか、何になりたいかなどということは全く考えもせずに、
ただただ日々を楽して生きていたように思う。
そしてそれは今になっても基本的に変わることはなく、
5年先、10年先の未来のことすら想像もつかない。
ただ、一人前の社会人として出世して、家庭を持ち、子供を育て…といったような、
一般的に想像される形の幸せを掴んでいる可能性は低いだろうなと、それだけはわかる。
どこでそうなったのかはわからないが、私は人として大事な何かが欠けているからだ。
と、いけない。こんな暗い話をするつもりではなかった。
どうしてもステージで輝く若い力を日常的に目の当たりにしていると、
如何に自分が惨めな人間かということを考えてしまう。
まあ、そんな人間だからこそ、自分の代わりに輝いてくれるアイドルを応援したくなるのだ。
さて、はるたん17歳のお祝いにはまだ3時間半ほど早い。
今日は先日参加した、神奈川県民ホールでのコンサートの感想を少しだけ。
明治座での現場デビューから約1年半ほど経つが、
実はHKT以外が出演するコンサートに参加するのは今回が初めてである。
コールの仕方がわからないメンバーがほとんどだったので、
地蔵と化してしまうのではないかと自分で自分を心配していたのだが、
とりあえずめちゃくちゃなコールでも盛り上がらざるを得ないような凄まじい熱気だった。
それもそのはず、各グループがこれ!という曲を入れ替わり立ち替わりぶち込んでくるので、
観客としてみれば休む暇もない壮絶なセットリストなのだ。
例えるならば、JAM Projectの曲の全員分のパートを一人で歌うようなものである。
おかげでペンライトを振りすぎた右腕は翌日激烈な筋肉痛に襲われた。
はるたんはなかなかいいポジションで、全グループ混成ブロックにも参加していた。
はるたんの孤独なランナーなど、おそらく他ではもう見られないだろう。
HKTはほとんど上手側に集まっていたので、
私がいた最下手側のブロックからは見えづらかったのが惜しかったが、
NMBやNGTの普段SNSなどでしか見ることがないメンバーを間近で見ることもできたし、
全体的にきわめて満足度の高い内容だった。
そんなわけで、本編終了までは非常に楽しいコンサートだったのだが、
アンコール明けに冷や水をぶっかけられるような発表があったおかげで、
最後の3曲は全く元気がなくなってしまった。
まあ、冷静に考えてみればあれはあれで得るところもあったので、前向きに捉えるしかない。
写真は16歳になったばかりの頃のもの。
考えてみれば、私が初めてはるたんを生で見たのは、16歳になった翌日の夜公演だった。
随分と昔のことのようだが、あれからまだ1年しか経っていないとは驚きだ。
はるたんとしては「勝負の時期」がやや長引いて続いてしまっている感覚があると思うが、
1年前から比べてみれば、それまでの3年間を凌駕するのではないかというくらい、
この1年間で目覚ましく進歩しているのは、紛うことなき事実である。
どうか自分に自信を持って、充実した17歳を過ごしてほしい。
そのための協力は、もちろん全身全霊でするつもりだ。
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