2016年11月13日日曜日

ステージの片隅で

ほんの1年半ほど前までは3つのブログを並行して書いていたものだが、
少しサボっていると文章の書き方がよくわからなくなってくる。
高校の授業でソフトボールをやったとき、
中学2年で野球部を辞めて以来数年ぶりに受けた内野ゴロの打球に恐怖したものである。
「継続は力なり」とは使い古された言葉だが、
だんだん継続することで得られる結果が「成長」から「現状維持」に傾いてきたのを感じる、
27歳も半ばに差しかかろうとしている今日この頃。
冬の寒さに思い出すのは、ホークスとうじん通りを歩きながら感じた潮の香りだ。



そんなわけで、すっかり旬の話題に乗り遅れてしまったが、
はるたんがずっと言いたそうにしていた大仕事の情報がついに解禁された。
本ブログをご覧の皆様なら既にご存じであろう、舞台「熱血!ブラバン少女」への出演である。

仕事の大小というのは単一の指標で測れるものではないが、
正直私は、この話はHKTの中で選抜メンバーに選ばれるよりも重大なことだと思っている。
別に私の意見がはるたん推しの総意と思う人もいないだろうし、
この機会にはるたんの今後の展望について、個人的に思うところを綴っておきたい。

まず、私の応援スタンスについてだが、これは梅推しのときからずっと変わっていない。
選抜に入るというのは、それはそれでめでたいことだし、
本人がそれを望む以上は当然選抜入りに向けた応援の仕方はしていくのだが、
はっきり言って私は選抜仕事に対してほとんど興味がない。
歌番組は一切見ないし、バラエティーに出て一言二言喋るのを見ても大して嬉しくないし、
本店主導のイベントに顔を出す機会が増えても逆に迷惑だと思ってしまうくらいだ。
グループ内序列を上げることで、将来に対してマイナスの影響はないだろうが、
とにかく劇場公演が大好きな私にとって、それ以外の仕事による邪魔が入るというのは、
ただ単に自分が楽しむだけであれば、ないに越したことはないのである。

総選挙でランクインしたり選抜に入ったり、実際にそうなった際には、
もちろんまた何年分かわからないくらいの涙を流すのだろう。
ただ、やはり自分が応援としてやっていることにどれだけの効果があるのか、
総選挙ランクインや選抜入りを果たしたとして、その先にどんな影響があるのか、
そういった懐疑と戦いながら応援し続けていることは間違いない。
だから私は、自分の楽しみとは真逆の方向に行く可能性を孕んだ「応援」を、
さも高尚なものとして「推し事」と呼ぶのはあまり好まない。
自分が楽しめないのであれば、そんなやけくその「応援」に意味はないと思うのだ。

さて、では今回の博多座出演についてはどうだろうか。
色々考えた。例えば博多座の期間中、
はるたん以外の好きなメンバー全員が出る公演に同じ回数入れるとしたらどうか。
そんな自問をしてみて気付いた。私は「HKT48」よりも「上野遥」を取るだろう。
あんなに大好きな劇場公演に、1ヶ月近くもの間、
いや、稽古の期間などを加えるともっと長い間はるたん不在ということになるかもしれない。
しかし、座長公演を行った博多座に今度はHKTからたった一人、
そんな大舞台への期待感は、私のちっぽけな寂しさなど軽く吹き飛ばしてくれるものだった。

これまでやってきた仕事との違いに戸惑うこともあるかもしれない。
しかし、座長公演に出ていたどのメンバーでもなく、
上野遥が選ばれたというその期待に応えることができたならば、
それは総選挙ランクインや選抜入りなど比ではない、大きな大きな財産になるはずだ。

このチャンスをものにできるかどうかは、全てはるたんの頑張りにかかっている。
我々ファンが金を積めばどうにかなるというような、そんな甘い戦いではない。
だが、その戦いを「孤独」だと感じさせないために、ファンの側にもできることはあるはずだ。
はるたんファンが一致団結するための、ドキュメンタリー以来の大チャンス。
そう、これは我々ファンにとってもチャンスなのである。

忘れかけていたこの感覚。
はるたんを喜ばせるために何をしようかあれこれ考えるのが、今、最高に楽しい。

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