2016年12月31日土曜日

2016

人生の転機として最も大きかった1年を聞かれたら、これまでは2015年を挙げてきた。
転職し、熊本に移り住み、何よりHKT48と梅本泉に出会った年である。
そういう意味では、これからも一番の転機は2015年ということで間違いはないのかもしれない。
ただ、地震に遭い、再度転職して神奈川に戻ってきて、
そして上野遥と彼女を取り巻くファンたちと交流してきたこの1年は、
2015年に勝るとも劣らない内容の濃さであったこと、これもまた間違いない。
この2年で私は、立場も考え方も随分と目まぐるしく変わってきた。
もしかしたらそれは、学生時代を何も考えずに過ごしてきた私の、
少し遅れた「自分探し」だったのかもしれない。


色々ある人生も楽しいのだが、来年はもう少し落ち着いた年にしたい。
公演に行って、握手会に行って、コンサートに行って、仲間と合流して飲んで帰って、
それだけで自分が楽しむ分には十分に満足なのだが、
そうのんびりばかりしていられないのが48グループのファンの辛いところだ。
来年は、もちろん情熱を注ぐところにはとことん注ぐつもりだが、
決して「売り手」の言いなりにはならない、賢いファンを目指していきたい。
グループやメンバーのためになるとは到底思えないものには断固として協力しない姿勢が、
最近特にコマーシャリズムが見え透いている関係各所に反省を促すことを期待する。

2017年もどうぞよしなに。

2016年12月11日日曜日

しわす



気付けばもう12月も中旬である。
去年の同じ頃は、もうすぐ推しメンが卒業発表するなどとは想像すらしていなかった。
忘れもしない、熊本市中央区を流れる坪井川を渡る万歳橋の上で、
私は梅本泉卒業の報を知った。
10分ほど立ち尽くしていただろうか、そのまま家に帰る気になれなかった私は、
引き返してすぐのところにある郷土料理屋に入った。店名は「梅鉢」である。
適当に注文すると、神妙な面持ちの私を気遣ってか、
女将さんがあれもどうだこれもどうだと色々なものを勧めてくれた。どれも美味しかった。
勧められて頼んだ分もきっちり請求されたのはまあ、残さず食べたのだから当たり前だ。
1年前に、今からだと2年前になるが、癌を患ったという大将は元気にしているだろうか。

そんな思い出の残る店も屋根瓦が落ちてブルーシートに覆われ、
ばんざい饅頭本舗の手前にある坪井川を望む木造家屋は倒壊して更地になり、
私は仕事の辛さに耐えかねて地元神奈川に帰ってきた。
それでも変わらずに燃え滾っている情熱はある。

臭い話をするようだが、何もない私に唯一誇れるものがあるとするならば、それは友達だ。
久しぶりに帰った関東で、ギター仲間と再会した。
高校や大学で仲のよかった友達が、早速飲みに誘ってくれた。
そして関東のはるたん推しの同志たちは、待ってましたと言わんばかりに私を歓迎してくれた。
私は今、これまでの人生で一番友達が多くなっている。
それは全てはるたんが導いてくれた縁である。
「よくアイドルにそんなに金を使えるな」と言われることにはもう慣れたが、
今の私にはそれに対する明確な答えがある。
友達は財産だ。かけがえのない財産をもたらしてくれた人に、お礼をするのは当然のことだ。

生活のリズムが変わって早寝早起きするようになったため、最近はG+にコメントしていない。
はるたんに思いの内を伝えることこそできていないが、
そのうち握手会ででも改めて感謝している旨を話さなければならない。
毎回何かしら感謝している気はするが、まあ構うまい。本当に感謝しているんだから。

春のツアーが発表され、博多座も相まってはるたんファンは大忙しだ。
今度こそ、しっかり働かないといけないなあ…。